音楽

多摩サイの(一見涼しげだが、実は湿っぽい)風を受けて

国立往復走

午後、渋谷に仕事で行った。いい天気だー。ビールが飲みたい。でも我慢して練習。

かなり昨日の加圧トレーニングの筋肉痛を感じる。脚もだるくてなんだかゴムみたいだ。今日はアクティブリカバリーでいいやってことで、会社を出て気持ちよく走れる多摩サイへ。といっても、多摩サイの風は湿り気を帯びているし、虫も多いし、よくよく考えるとそんなに気持ちよいとも言えないのだが…。皇居だとリュック背負って走らねばならないが、多摩サイなら一度家に寄れるので楽チン。完全に夏の南風で、行きが追い風、帰りが向かい風だった。結局時速26Kmほどまで落ちてしまった。まあ、リカバリーだからいいんだけど。それでもただのんびり乗るのでなく、一応ギアを下げて、ペダリングスキルを上げるべく、高回転を意識して乗った。

多摩サイ国立往復走:55.16Km 2時間6分平均[時速26.2Km/心拍136/ケイデンス77]ゾーン1:1時間38分 ゾーン2:19分 ゾーン3(メディオ):2分 ゾーン4(ソリオ):4分 ゾーン5:30秒 

12日の距離6.5+55.16=61.66Km

6月の距離 466.87Km

以下、ある雑誌の清志郎の追悼特集号の話。

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12/13東京体育館

体力測定(直接法)を申し込んだが

東京体育館で全身持久力と筋力測定をしてくれるので、それをベースに今年は体力向上を図りたいと考えていた。しかし電話してみると、年内はすでに一杯とのこと。結構人気なのね。予約方法は実施日1ヵ月前から電話等で受け付ける、とのこと。早速1/13の実施に向けて予約を入れるべく8時半に起き、9時になるまで待って電話スタート。

なかなかつながらない。

9時7分、ようやくつながったが、今、枠がいっぱいになってしまった、とのこと。残念。次回は1/15。1日に受け入れられる枠は2つか3つくらいの狭き門らしい。

加圧トレーニングの前に行ければその違いが如実に分かってうっしっし、となったかも知れないが、まあ、しょうがない。半年に一度くらいのペースでいけるといいな。

昨日のストーンズ・シャイン・ア・ライトをみて思い出したあれこれ

オープニングの『ジャンピンジャックフラッシュ』で客席がどっかーんとくるのはさすがというほかない。スコセッシはライブの何日も前からセットリストを手に入れたがっていたのだが、手に入れるのは結局始まる少し前だった。最初の曲が何で、ギターはどっちがどう弾き出すのか、それに合わせてカメラをセットしておきたかったからというのが、スタート前の白黒画像のスコセッシ自身の言葉から明らかになる。

ダイナミックなライブが続くのは日々の摂生のたまものか、と思いきやキース、ちょっとおなかが出てる(笑)。おいおい、ストーンズの不文律は「腹が出たらメンバーをやめる」ではなかったのか!? そういえばキースが曲が終わるごとに膝を着いていたのはポーズじゃなくて疲れて座り込んでいたのか!?

ライブの合間に昔のライブやインタビュー映像が出てくるのがよかった。特にストーンズの中で一番好きなライブアルバムガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット! の(頃のかな?)映像で『19回目の神経衰弱』演奏中にファンの女性がステージに上がってくるところなんかみれてよかった。

映画の中で若いミックがインタビューで「50過ぎてもサティスファクションうたっていると思うよ」というシーンが使われていたけど、ミック・ジャガーはよくインタビューで「30過ぎてサティスファクションなんてうたっているわけないじゃないか」って言ってたのは有名。映画公開前インタビューではその話に触れていたところを見るとどうやらスコセッシがあえて両方見せて結局、穏便な方を使ったのではなかろうか。

ストーンズの光と影に思いを馳せる

といってもオルタモントの悲劇なんかではなく、ブライアン・ジョーンズとビル・ワイマンのこと。私はストーンズの中でも断然ブライアン・ジョーンズがクールだと思っていたので(あのVOXのティアドロップギター!)髪型も真似してマッシュルームカットにしたこともあった(ということは今気付いたが、私の心性の在り方は非常にかまやつひろし的だったということだな笑)!

『悪魔を憐れむ歌』のイントロに合わせて客が「フーッフー!」と大合唱するのを聞き、ブライアン・ジョーンズのことを思い出さずにはいられなかった。そのブライアン・ジョーンズはリーダーでありながらバンドをやめ、そのすぐあとに自宅のプールでオーバードゥーズ(注:諸説あり)で溺死する。ロックな人生だ。ジミヘン、ジャニス、ボンゾ…。他人の家の軒先で肺水腫で死んだ尾崎豊は正統的なロックの系譜を引き継いでいるといえよう。

そしてもっとかわいそうなのがベーシストのビル・ワイマン。21世紀を前にバンドをクビになってしまった。雑誌のインタビューで「何でオレがクビになんだ?」と嘆いていた。しかもその後はレストラン経営に乗り出したり、金属探知機を売ってみたり…。迷走感ありあり。もっともストーンズが来日してアルバムを1曲だけスタジオで録ったことがあったが、その時のインタビューでロン・ウッドが「俺なんて未だに“お前、何そのアレンジは、まあだまだストーンズのことを分かってないよな、お前は”って言われるんだぜ…」ってこぼしてたのがおかしかった。ストーンズのメンバーでいるということは非常に厳しい事らしい。

そんなことを感じた昨日だった。

今日はこれから井の頭公園往復ラン予定。

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あのウタ、イルカだったんだ・・・。

2/7に、きらいなうたとして♪みんな~おなじ~って歌のことを取り上げた

そしたらイルカが歌っている歌なのだと今日分かった。

イルカかぁ。なごり雪とか好きだからそれを知ると批判しにくいなあ。人柄も穏やかで好きだし。

しかし、あの歌って「一人にひとつずつ~」と歌うけど、たとえば植物だと、一人にひとつの命があるわけじゃない(一本から無限に広がる種子=命が生まれる)。やっぱり広い視点を欠いた単純な人間賛歌でしかないんだよな・・・。ま、いいんだけど、単純な一般化と「生きているってすばらしい」という思想は何もいってないに等しい、誰にでも言える、リスクの低い行為だよね。せめてシニカルな視点でも含まれていれば、そんな単純じゃないよね、といえるんだけど。

たとえば、昨日荒川沖で8人刺した殺人指名手配犯は、同じ命を持っている愛すべき存在だなんてオレには思えないし、あんなひとが生きているのはすばらしい世の中だとは思えない。少なくとも被害者の親の前で面とそんなこと言える奴はいないだろう(だからって死刑にしなければいけない、と短絡もしないけど)。さらにいうと、そういう犯罪者の下にクリスチャンが訪問を繰り返すうちに犯罪者が徐々に心を開くけど死刑が執行されてしまう・・・とか、そういう博愛主義によってうんぬん、みたいなドラマツルギーって、ポストモダンの2008年にはもう共有できない過去の幻想でしかない。

地球上には自分たちに理解できない考え方が沢山あって、そのことの帰結(のひとつ)として戦争や内戦や殺人といった悲惨な事件がある。さっきの犯罪者の例だとクリスチャンは神の下では皆平等と考えるけど、それこそがまた新たな宗教的な闘いを生む。

大体、自分で勝手に「みんな同じ生きているから」なんて思っているのは勝手だけど、それが基本のように子供にインプリントされると、幼児を狙う犯罪者や悪意のある大人にも心を開く無防備な子供が増えるかもしれないじゃんね。オレは大人たちの「かくありたい」というエゴをまだ経験値の少ない子供に教え込むことで、正義のお題目だけで行動する子を増やすより、社会的なリテラシーを上げるべきだと思うんだよな。

結局、子供にあの歌歌わせて喜んでいるのは回りの大人(24時間テレビのプロデューサーとか)であって、それこそが偽善でいやなんだ。イルカのあの歌の本意がどこにあるかどうかに関係なく。「殺人事件が多発するすさんだ世界だから、こういう歌で子供たちにはまっすぐ育ってほしい」とか。

ばかか。お前の不安を子供に押し付け、大勢の人たちの不安と共有することで問題を先送りするな。自分の子供に本当に何が大切なのかを教えろ。犯罪者から逃げる知識だとか、いじめに会いそうになったときの逃げ方とか。そのうえで余裕があったら「生きているってすばらしいね」といってやれ。

以上、よろしくお願いします。

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