1回休み
読書の秋
昨日、紀伊国屋に行って本を探していた。
お目当ては焼き物の本。娘に「志野」と名前を付けたが、志野焼って赤白の器だっけ?くらいの認識しかなかったので、これを機に知らないことを学ぼうと思ったのだ。この間益子に行って自分で器を作ってみたり、色々と買ったことも影響している。
で、淡交社の美濃の陶器の入門書と、陶芸専門雑誌『炎』の桃山時代から現代の志野焼の特集号を買う。
ついでに中島誠之助の文庫も。最近、この人がキニナル。もうブームはとっくに過ぎてるし、以前住んでた明大前付近在住らしく、よく羽根木公園で犬連れて散歩してた姿を見たが、そのときはピンクのカーディガンが気障ったらしいおっさんだな、位にしか思ってなかった。しかし、先日益子で氏の『ニセモノ師たち』をたまたま買って読んでいるうちに考えが変わった。
誠之助さんは養子に出され、そこで養父からみっちり骨董のなんたるかを盗みながら覚え、当代一の目利きにまで成長したらしい。しかし、養父は実子に店を継がせたかったらしく、関係がギクシャクして、誠之助さんは独立して開業する、と、なかなかに波乱万丈な人生を送った人なのだ。
そうした目で見てみると、潔癖症とも言えそうな、癇の強そうな性格も、頑固で譲らないところも、なるほど、苦労してきたからこそ妥協してはいけない、と思って生きてきて、そうした背景から育まれた性格なのだな、と腑に落ちる。以前はこの人を見てもただ頑固でこっちの言うことを聞かなさそうなおっさんだ、と思ってあまり関心がなかったのだ。
そんなわけで、益子に行ったこと、誠之助氏の意外な一面を知って著作を読むうち骨董に興味が湧いたこと、娘の名前の由来等々の事柄が合わさって、ただいま自分の中で焼き物ブームなのである。
昨晩は娘を風呂に入れてから『開運 何でも鑑定団!』を横目で見つつ、早速本を開いて陶芸作品を鑑賞しながら晩酌。これが楽しいんだ 笑。
特に現代きっての陶工たちの志野焼作品は、これまでの志野焼とは趣が異なるものの。文様などが美しく、見てて飽きない。優れたものはいいし、こっちの感性に合うものがあると、とても嬉。
ただ、このブームは危険 笑。なまじ興味を持っているところに高いものが現れてしまい、それが欲しくなってしまったらどうしよう 笑。
これ以上趣味は広げられないので、程ほどのところで我慢しないと。
という訳で0時半まで読書と晩酌の言い訳でした。
11/9水曜 通勤のみ。
通勤ライドではインナーギアで回転数を上げる練習に徹していたが、今日からはレース本番に向けてアウター解禁。スピードを出してぐいぐい走る感じを体に覚えさせておきたいかった。
427.37Km
かみさんは先日駒場にある民芸博物館に行って現代作家の作品を購入してきていた。私もちょっと展覧会や美術館に行ってみようかなんて思っている。
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