ハーフマラソンを振り返る
現在の実力相応の結果。
7時起床。先日の気象予報の言う通り、寒い。自転車(MTB)で、ウォームアップを意識して、くるくる回転数を上げて走る。待ち合わせに少し遅れつつ到着。しかし、日のあたらない場所の寒いこと。風もあってかなり体感気温が低い。少し迷ったが、手袋、ネックウォーマー、耳の隠れるキャップに上はインナーシャツ2枚の完全装備。これくらいでも日陰を走るシーンも多かったのでちょうどちょかった。
9時、レーススタート。最初は込み合ってて抜かしにくかった。この時点では、心拍が170に入らないよう、少し抑え気味に入った。しばらく走ると四谷三丁目先で最初の5Kmを通過した。スプリットが24分台(24分6秒)で、キロ4分40秒。これは遅い。心拍ももう少し上げても平気だと思いペースアップ。といいつつも、ここでペースアップして最後まで持つかどうかは今一つ不明だが、このままぐずぐず走っていたんじゃ、記録は望めないと思った。結果的にこれは正解だった。
ここいらから集団がばらけてきたので、前方の速い人などを見ながら少しずつペースを上げる。
下りや登りといったペースの変わりやすいところで積極的に速度を上げて走る。こうしたところで何人か抜かせたが、平坦を淡々と走っていると後ろから来た人が抜かしていく。まあ、ここで抜かしていく人は確実に俺より速い人。張り合わずに心拍を172くらいに入れながら、しかし、段々その心拍では速度が遅くなってしまうため、173から176のレンジに入るように意識する。登りで瞬間的に心拍が高まった後は少し落として回復を促す。
高島屋向かいのHISは今年も女性たちが大きな声で応援してくれていた。「毎年、ありがとう!といいながらハイタッチして通り過ぎる。
次の10Km地点は代々木駅先。ここまでは順調だと思う。ストップウォッチを見るとこの5キロのスプリットは23分3秒。着実にペースを上げられている。
しかし、このペースは90分を切れるペースではない。この時点で、過去最高の92分も危ういだろうと考え、なんとか95分台での完走をめざす。
代々木から国立競技場まではギャラリーが多くて、ついがんばってしまう。あまり心拍を意識してなかったが、後から記録を見ると、180台にはまだ入っていない。それでよかったと思う。
2回目の絵画館前を回る。このあたりで、那覇マラソンのTシャツを着ている人、それから354番(だったかな)が軽い走りで一定のリズムで走っているので、この人に付いて行こうと考える。
御苑トンネルの前で15Kmポイントを通過。スプリットは22分37秒。平坦が多かったせいだろう、このときが一番よいタイムだった。このスプリットタイムでずっと走れれば、90分ちょいだったのだが。
御苑トンネルの長い下り、そして登りも無事にクリア。またもやHISのおねいさんたちとハイタッチを交わし、代々木駅方向に向かうが、そろそろきつくなってきた。去年もここにスケッチブックを持って励ましている人がいたが、今年もいた。今年は「休むのはゴールに入ってから」と書かれていた。励ましに嬉しくなってスケッチブックを持っている男性の顔を見たら、にっこり笑って、「そのペースで!」と声をかけてくれた。心がほっこり暖かくなり、「そうだ、休もうなんて考えちゃだめだ」と意を強くする。
しかしこの後、運の悪いことに車を通したいということで15秒ほどストップ。正確なタイムを知りたくて、このときはストップウォッチをとめて待つ。
レース再開。
しかし、354番の選手とか、那覇マラソンの選手が先を行ってしまう。
残念だが、ここでのスピードアップは死期を速めるだけなので泣く泣く見送る。
このあたりから周回遅れの選手が出てきたので「頑張って、でも無理しないでね」と声を掛けながら抜いてみた。
しかしこちらも、いよいよ抜かされる数の方が多くなってきた。だが、先ほどまでバトルを繰り返していた2000番台の選手は後ろに切れて行ったから、一番つらい時間をどれだけ頑張れるかが勝負かな、と思う。とはいえ、もはやペースは上がるはずもなく、口を大きくあけることも多くなってきた(後で記録を見返すと、心拍180台もちらちら出ている。速度はともかく、追い込みはきちっとできていたようだ)。
それでも応援に子供がいればなるべくハイタッチして走る。
最後になるとどうしてもたれてしまうが、最後になると尻上がりにペースがあげられる、という走りはしたくない、と思う。最後にあげられるということは、そこまでギリギリの走りができていないから、と思うから。
しかし、帰宅後のテレビで見た大阪女子マラソンでは赤羽選手が残り2Kmくらいでスパートをかけていた。かっこよかった。あれはすごい、と思った。
私はと言えば、へろへろ。それでも一応タイムと残り距離を考えながら、どれだけのタイムでゴールできるか考える。3回目の絵画館前。スピードに伸びがない。粘る。
そして20Kmポイントが近付いてきた。タイムを計ると、24分16秒。もう計算できる頭はないが、95分というタイムクリアできないことがはっきりする。っていうか過ぎてるし。
ちょっと走ると残り1Kmの表示。そこから死力を振り絞って走ったつもりだが、後ろからもっと速いのが抜かしていく。きーっ、俺もがんばってんだけどな、と思いながら競技場へ。
競技場に入ってももっと速く走れるはずなんだが、と思いながら走る。進まない。重りを付けているようだ。それでも二人くらいは抜かす。箱根駅伝みたいに倒れこむほどじゃないけど、これ以上のペースアップは無理というくらいには必死、という微妙なバランスでゴールイン。タイムは思った以上に平凡でがっくり。少なくとも去年よりは調整がうまく行ったんだけどな。
結局手元計時で98分54秒、公式ネットタイムで99分6秒。時速は13.1Km、平均心拍は171.
レース後、同じチームでハーフに出たKちゃんと信濃町そばでランチとビール。おいしかったけど、足が痛い。
悔しいけど、課題ははっきりした。体重。体重。体重。まずはそこから。自転車にも大きな影響があるし。
結局、足を痛めてうまく走り込めなかったのも、体重と関係があるんだろう。まあ、加齢も関係ないとは言わないが。
さあ、2月からは自転車。でも、その前に今日はゆっくりする。先ほど、夜飯のおでんの仕込みと洗濯物干しを終え、今はビールを飲んでいる。
明後日から自転車トレーニングかな。
1月の距離 BICYCLE 180.37Km RUN 192.37Km
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