ひたちなか3hエンデューロ終了
大変なレースだった…
ひたちなか3hエンデューロリザルト 42位(232人エントリー・217人出走) 24周(-3Lap)、102.6Km 3時間1分27秒 平均時速33.9Km(ただしオフィシャルでは34.12Km) 心拍はすべてメディオ以上、うちソリオ(MAX心拍の85%)以上は2時間50分(!)
当日の行動
うちにI澤くんが4時に来る。積み込み、池袋駅にてSんご君ピックアップ。どこから高速に乗ってよいのか迷ったが、高松から乗り、事なきを得る。
6:40会場着。駐車場は6:30オープンでぴったり。
着替えてスポーツバルムレッドの2番を塗る。エントリーして試走、試走を終えるとちょうど整列が始まったところで、前から6列目くらいに並ぶ。
レーススタート
ローリングスタートの手前、カーブの登り地点で何人かが内側に膨らんできたため、仕方なくインを突いたらカラーコーンに接触してしまった。内側を走るんじゃねえ! と怒られる。好きで走ったわけではないし、そいつには迷惑を掛けていなかったが、まあ、こちらも悪いのであえて逆らわずそのままスルー。直後にスタート。集団のスピードが上がる。2周目までは先頭集団で持ちこたえたが、あえなく後退。Sんごくんははるか先の人となってしまった。これでは彼のアシストなぞ出来るはずもない。
しかし、ここで第2集団みたいなものができれば面白い、と思い、幾人かでローテーションを回しながら進む。先頭に立って40秒ほど引き、その後左によけると次の人が引いてくれる。本当はずっとそれを繰り返したかったが、結局後ろから上がってきた人などが入り、ペースが上がったりするので、集団は長くは持たない。大体似たような足色の走り手が前後40メートルくらいの間で烏合離散をしながら1時間が経過する。この時点で私の平均時速が35Kmちょうど。まだまだ元気一杯。
1時間半の時点でここで半分か、と考える。平均時速はさっきと同じ。また似たような足色の走り手が集まってはいるが、先ほどと比べて人数が少ない。だんだんばらけてきているようだ。そういえばよくみてみると、1時間経過時点で一緒に走っていたような人が少ない。みんな俺を抜かしていったのか? 焦りに似た感情がよぎる。
2時間経過し、いよいよ3分の2経過か、というところで先頭選手にラップされる。覚悟はしていたが速い。同じコースなのに軽々と、いともたやすく走りぬけていく。先頭集団にはSんご君の姿も。それにくらべ、こちらはいよいよ集団と呼べるような塊がどんどんなくなっていく。一応この時点で平均時速が35Kmだったが、これ以降、集団走ができなくなり、平均時速はじわじわと落ちていくことになる。向かい風区間は何とか人の後ろに付ければいいほうだが、そうも行かないときもある。我慢が続く。スタート当初の1周タイムは7分5秒ほどだったが、このときには7分50秒くらい。
段々といろいろなクラスの選手が混ざって、抜きつ抜かれつするうちに自分の立ち位置が分からなくなる。特に登り。自分は速いのか、遅いのか? 周りの他クラスの選手の足色からみると遅いような気がする。ダンシングをしようとサドルから腰を上げると、ぴきっと前腿が攣りそうになる。あわててシッティングに戻す。
人数がバラけて唯一といってよい利点は、登り返しのコーナーでブレーキせず、惰性で登っていける点だ。周りの選手は人が減っても律儀にブレーキングしていたので、大体抜かせた。
2時間半経過。両足の太腿に加えて左足のふくらはぎが時折攣りそうになる。しかし、1周を7分で換算しても4×7=28分、どんなに頑張ってもあと4周くらいしかできないのだ。「いけいけ!」自分を鼓舞する。今から思うと精神的には2時間~2時間半、肉体的には2時間半~ラストが最もつらかった。
しかし気力と裏腹にスピードはどんどん落ちていく。2時間45分の時点で平均時速は34.2Km。何とか34Km台は死守したい。後ろからの音を聞きながら速そうな人には乗っていく。
最後の1周
ここを凌いでぎりぎり3時間経過の前でゴール板を通過すれば、1周余計に走れることになる。トップからの被Lapが1周減るのだ。ここで力を出さずにいつ出す? と必死で走る。同じような考えの人が多いのだろう。周りのペースも上がりだした。さらにここに7時間の人も入ってきて、一時大きな集団となった。これは期待できる!
そう思った瞬間。
前方から「落車!」の声が。見ると必死でスピードを上げる私のラインのもろ前方。折悪く、右はライダーがいて抜け出せない。左はもう縁石だ。「南無三!」と祈りながらブレーキング。スピードは落ち切ったが、止まりきれずに前転で突っ込む。
すぐに立ち上がりたいのだが、ダイブした人のクリートが私のジャージの内またに引っ掛かって動けない。もつれているうちに無理な姿勢のせいでとうとうふくらはぎが攣ってしまった。焦りながらも体をを外して自転車の確認。自転車に目だった異常なし。速攻リスタート。あとでジャージを脱いでみたら内腿が赤く腫れていた。
何にもない、見通しのよい直線だったが、やはりゴール間際の焦りなどが引き起こした落車だったのだろう。正直、これでもう間に合わない、と観念した。ただ、間に合わなくてもタイムを落とす訳にはいかない。必死に漕いで、だけどもう力はさほど残っていないのでスプリントというにはほど遠いダンシングでゴール。しかしサイクルコンピュータの平均時速に目をやったら33Km台に落ちていた(泣)。
Sんごくんは1X位、I澤くんは7X位。
私は42位。終わったあとは顔の汗が乾いて塩が吹いていた。足が攣ったり辛いレースだったが、以前より成長が感じられるのが率直に言って嬉しい。ここで満足する気もないし、まだまだ筋肉を増やし、体脂肪を減らせば強くなれると信じている。
だが、真剣に練習を始めて約1年、あと3人抜けば、リザルトの1枚目に名前が載るところまできた。仕事のこと、体調のこと、いつも自分の思い通りになるわけではない。でも自分なりに頑張ったら、まがりなりにも全体の5分の1以上に入れた。そのことは喜んでもいいだろう。
あとはオフシーズンを上手に過ごし、来年はもっと成績を伸ばしたい。
段階を追って強くなろう。まだまだ挑戦は続く。
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