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あのウタ、イルカだったんだ・・・。

2/7に、きらいなうたとして♪みんな~おなじ~って歌のことを取り上げた

そしたらイルカが歌っている歌なのだと今日分かった。

イルカかぁ。なごり雪とか好きだからそれを知ると批判しにくいなあ。人柄も穏やかで好きだし。

しかし、あの歌って「一人にひとつずつ~」と歌うけど、たとえば植物だと、一人にひとつの命があるわけじゃない(一本から無限に広がる種子=命が生まれる)。やっぱり広い視点を欠いた単純な人間賛歌でしかないんだよな・・・。ま、いいんだけど、単純な一般化と「生きているってすばらしい」という思想は何もいってないに等しい、誰にでも言える、リスクの低い行為だよね。せめてシニカルな視点でも含まれていれば、そんな単純じゃないよね、といえるんだけど。

たとえば、昨日荒川沖で8人刺した殺人指名手配犯は、同じ命を持っている愛すべき存在だなんてオレには思えないし、あんなひとが生きているのはすばらしい世の中だとは思えない。少なくとも被害者の親の前で面とそんなこと言える奴はいないだろう(だからって死刑にしなければいけない、と短絡もしないけど)。さらにいうと、そういう犯罪者の下にクリスチャンが訪問を繰り返すうちに犯罪者が徐々に心を開くけど死刑が執行されてしまう・・・とか、そういう博愛主義によってうんぬん、みたいなドラマツルギーって、ポストモダンの2008年にはもう共有できない過去の幻想でしかない。

地球上には自分たちに理解できない考え方が沢山あって、そのことの帰結(のひとつ)として戦争や内戦や殺人といった悲惨な事件がある。さっきの犯罪者の例だとクリスチャンは神の下では皆平等と考えるけど、それこそがまた新たな宗教的な闘いを生む。

大体、自分で勝手に「みんな同じ生きているから」なんて思っているのは勝手だけど、それが基本のように子供にインプリントされると、幼児を狙う犯罪者や悪意のある大人にも心を開く無防備な子供が増えるかもしれないじゃんね。オレは大人たちの「かくありたい」というエゴをまだ経験値の少ない子供に教え込むことで、正義のお題目だけで行動する子を増やすより、社会的なリテラシーを上げるべきだと思うんだよな。

結局、子供にあの歌歌わせて喜んでいるのは回りの大人(24時間テレビのプロデューサーとか)であって、それこそが偽善でいやなんだ。イルカのあの歌の本意がどこにあるかどうかに関係なく。「殺人事件が多発するすさんだ世界だから、こういう歌で子供たちにはまっすぐ育ってほしい」とか。

ばかか。お前の不安を子供に押し付け、大勢の人たちの不安と共有することで問題を先送りするな。自分の子供に本当に何が大切なのかを教えろ。犯罪者から逃げる知識だとか、いじめに会いそうになったときの逃げ方とか。そのうえで余裕があったら「生きているってすばらしいね」といってやれ。

以上、よろしくお願いします。

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